でも、早期離職はまずい!?
不安でしかたない。。。
このように悩んでいませんか?
新卒で入社した会社を早期離職するのは不安ですよね。
ぼくも20代で転職経験があるので、気持ちはよくわかります。
今回の記事では、ぼくの転職経験と人事目線をもとに、
- 早期離職の割合と人事の印象
- 辞める前にやっておきたい3つのこと
をお話ししていきます。
新卒で早期離職はマイナスですが、「辞めたい」という気持ちのまま仕事をするのも辛いはずです。
この記事の流れ
辞めたいなら知っておこう【新卒で早期離職する割合と人事の印象】
もしかすると、
早期離職なんて自分くらいかも。。。
このように不安を感じている方は多いかもしれません。
まずは、どのくらいの新卒者が早期離職を経験しているかを見ていきましょう。
以下は、厚生労働省が調査した「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」をわかりやすくまとめたデータです。
新規学卒就職者の在職期間別離職率(3年目までの離職率)
大学卒
- 平成27年度 31.8%
- 平成26年度 32.2%
- 平成25年度 31.9%
短大等卒
- 平成27年度 41.5%
- 平成26年度 41.7%
- 平成25年度 41.3%
高校卒
- 平成27年度 39.3%
- 平成26年度 40.8%
- 平成25年度 40.9%
引用元:厚生労働省
このように、入社後3年目までの離職率は、3割から4割程度だということがわかりますね。
つまり、同期入社が10人いたら、そのうち3〜4人は3年後に辞めているのが一般的ということになります。

また、年数別の離職率のデータを見てみると、1年目で辞める割合が若干高くなっていることがわかります。
新規学卒就職者の在職期間別離職率(1年目から3年目までの離職率)
大学卒(平成27年度)
- 1年目 11.9%
- 2年目 10.4%
- 3年目 9.5%
専門等卒(平成27年度)
- 1年目 18.1%
- 2年目 12.2%
- 3年目 11.2%
高卒(平成27年度)
- 1年目 18.2%
- 2年目 11.6%
- 3年目 9.6%
引用元:厚生労働省
仕事が合わなかったり、ブラック企業に入社してしまった場合は、早めに見切りをつけて辞めるケースが多い傾向にあるのかもしれません。
早期離職は転職活動でマイナスのイメージを与えてしまう
では、新卒で早期離職した場合、転職活動にどんな影響がでるのでしょうか。

まず、人事担当者に与える印象は言うまでもなくマイナスになります。
どうしてかというと、早期離職は、
- すぐ辞める人かもしれない
- なにか問題を抱えているかもしれない
- 職場にうまく馴染めないかもしれない
このような不安を与えてしまうからです。
人事や採用担当者にしてみると、入社後にすぐ辞めることほど迷惑なケースはありません。(自分自身の評価にも影響するからですね)
そのため、「信頼性」という部分では大きなマイナスを背負うことになる、ということは頭に入れておいたほうが良いですね。
第二新卒者の需要は高まっている
とは言え、
- 新卒で早期離職したら転職できない
- すぐに辞めたらお先真っ暗
というわけではありません。
なぜなら、第二新卒者の需要は高まっているからです。

第二新卒というのは、「新卒で入社した会社を3年以内に離職して転職をする人」を指すのが一般的です。
つまり、新卒で入社した会社を早期離職する人ですね。
以下は商工会議所が調査した を見てみてください。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
このように、新卒者よりも第二新卒者のほうが遥かに人気があることがわかります。
ですので、本当に辛い思いをしていたり、職場環境が最悪、仕事が全く向いていないなどの理由があるなら転職という道を考えるのもアリです。
第二新卒者の需要はきちんとあります。
ただし、きちんと準備をしてリスクを最小限に抑えたうえで仕事を辞めることだけは忘れないでください。
【早期離職でも転職を成功させる】新卒入社した会社を辞める前にやっておきたい3つのこと

- 早期離職ときちんと向き合う
- 辞める理由をきちんと説明できるようにしておく
- 精度の高い情報収集ができる環境をつくっておく
早期離職ときちんと向き合う
まず最初にやっておきたいのは、早期離職ときちんと向き合っておくことです。
「向き合う」とは、
- 何が問題で辞めたいのか
- 新卒入社した会社でどんなことを得たか
- どんな反省点があるか
- 転職にどんな希望をもっているか
このあたりを考えてみることを指します。
考えるだけでなく、言葉にして書き出しておくとさらにグッドです。

どうして早期離職と向き合う必要があるかというと、これらを考えないまま転職をすると、根本的な問題を解決できなかったり、同じことを繰り返す可能性が高いからです。
また、早期離職をする理由や得たこと、反省点を言葉にしておくことで、転職活動の書類作成や面接対策がグッと捗ります。
基本的に転職は、なにかしらの問題や不満を改善して、自分の希望を叶えるためのステップです。
そのため、現在の問題点や不満点を明確にすることや、転職に対する希望に優先順位をつけることが転職を成功させる鍵になります。
ただ単に、
毎日が憂鬱でしかたない。。。
と思っているだけでは、問題点や希望が整理できていない状態です。
新卒入社した会社を辞める理由をきちんと説明できるようにしておく
次にやっておきたいのは、新卒入社した会社を辞める理由を説明できるようにしておくことです。

転職活動で最も不安なのは、早期離職をした理由を説明しなくてはいけないことではないでしょうか。
先にお話ししたように、新卒1〜3年目で仕事を辞めてしまうと面接官や採用担当者はマイナスイメージを持ちやすくなります。
そのため、早期離職を納得してもらえるかどうかで印象はガラリと変わるわけです。
具体的にどのように新卒入社した会社を辞めた理由を説明すれば良いかというと、以下のような流れを心がけるのがおすすめです。
- 辞めた理由や経緯を正直にサラッと説明する
- 新卒入社した会社で得たこと・反省点を話す
- 転職してどのようにがんばりたいかを伝える
辞めた理由だけを説明するのではなく、得たことや反省点、今後の展望までセットにして回答するのがポイントです。

ぼくの転職経験から言って、前職を辞めた理由がネガティブな場合(仕事が合わない、人間関係がつらいなど)、どう繕ってもボロがでるだけです。
隠そうとすればするだけ、不自然な回答になります。
ですので、サラッと正直に説明をして、あとは前職で学んだことや反省点、転職後の展望を伝えたほうが好印象です。
そうすれば、ネガティブな質問に対する回答もアピールで終えることができますよね。
基本的に人事担当者や面接官は、新卒で早期離職した理由を聞くことで、
- 信用できる人材か
- 過去から学べる人材か
- 将来性はあるか
などをチェックしています。
精度の高い情報収集ができる環境をつくっておく
そして、できるだけ早めにやっておきたいのが、精度の高い情報収集ができる環境づくりです。

先ほど「第二新卒者の需要は増えている」とお話ししましたが、新卒で早期離職をしていると、やはり転職活動は不利です。
面接官や採用担当者に不安を与えますし、経験やスキルが豊富な人材のほうが信頼されやすくなります。
そこで考えたいのは、「求人を出している企業は何を求めているか」です。
よく「転職は恋愛に似ている」と言われますが、好きな人の望みを叶えるのと一緒で、転職活動は相手(求人企業)のことを考えたり、相手のニーズに答えることで成就しやすくなります。

つまり、新卒で早期離職した転職者を採用する企業は何を期待しているのか(ニーズ)を知ることが転職を成功させる大きなポイントになります。
具体的に、早期離職した新卒者(第二新卒者)は何を期待されているかですが、以下のデータが参考になるはずです。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気 82ポイント
- ポテンシャル・将来性 79ポイント
- バイタリティ 74ポイント
- 社会人スキル 73ポイント
- 考え方が柔軟 60ポイント
※経験の浅い第二新卒を採用する理由ベスト5
引用データ:リクナビNEXTより一部抜粋
このように、
- やる気や熱意
- 人柄やバイタリティ
- ポテンシャル(将来性)
などの人間性が重要視されていることがわかります。
スキルや経験よりも、基本は社会人としてのベーシックな部分をきちんとアピールすることが大切というわけですね。
また、基本は同じでも、求人企業によって「何を期待しているか(ニーズ)」は事細かく変わってきます。
- どんなポジションで採用したいのか
- 任せる仕事内容
- 求める細かな人物像
このあたりは、どれだけ精度の高い情報を集められるかが転職成功の分かれ道になるので、早めに情報収集をスタートさせましょう。
早期離職した新卒者にとってベストな情報収集の方法
では、どんな情報収集が良いかというと、求人情報サイト(リクナビNEXTやマイナビ転職など)だけでなく、エージェント系サービスを併用するのがベストです。

なぜなら、直接転職を相談できるエージェント系サービスのほうが、求人企業の情報量が圧倒的に多いからです。
実はエージェントの担当者は、求人を出す企業を訪問したり採用担当者とやりとりをして、生の情報をかき集めています。
そのため、
- どんな理由で求人を出しているのか
- 上司の人柄や職場の雰囲気
- 残業や休日の状況
- どんなアピールが面接で好印象を残せるか
など、詳しい情報を教えてくれます。
エージェントから得られる情報がある・なしでは、情報収集に大きな差が生まれてしまいます。
ですので、「仕事を辞めたい」と思っているなら、まずはエージェント系サービスを2〜3社登録して情報収集ができる環境を整えておきましょう。
新卒で早期離職していてもきちんとサポートしてくれるサービスを選ぶ
ただし、エージェント系サービスは「新卒で早期離職した人材をきちんとサポートしてくれるサービス」を選ぶことが大切です。

例えば、リクルートエージェント、doda、マイナビエージェントなどの有名なエージェントは、求人数が多いため、登録しても問題はありませんが、
- みんなが使うので競争率が高くなる
- 基本的にはスキルや経験が豊富な人材が優先される
などの特徴もあります。
ですので、スムーズに転職活動を進めるために、第二新卒や未経験の転職を得意としているエージェントサービスをメインに使ったほうが良いです。
そのほうが、サポートが手厚く良い条件の求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
ぼくがおすすめできるのは、レバレジーズ株式会社が運営する「ハタラクティブ」という第二新卒や未経験専門のエージェント。

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- エンジニア
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