辞めたいな、、、
転職して別の仕事がしたい。。。
このように悩んでいませんか?
- 成績やノルマのプレッシャーがきつい
- うまく営業ができない
- 営業先の顔色をうかがうのに疲れた
など、営業に嫌気が差している方は多いのではないでしょうか。
実はぼくも20代で転職を経験しているので、その気持ちはよくわかります。
とは言え、なかなか転職に踏み切れないのが現実ですよね。
しかし、「営業をやめたい」と思いながら働くのは大きなストレス。なんとかしたいはずです。
そこで今回は、営業を辞めたいと考えている新卒の方に向けて、
- 知っておきたい新卒の転職事情
- 転職前に考えておきたいこと
をぼくの転職経験と人事目線をもとにお話ししていきます。
この記事の流れ
営業を辞めたいなら知っておきたい「新卒の転職事情」
もしかすると、
転職先なんて見つからないよね。。。
このように思っている方は多いかもしれません。
たしかに、新卒で入った会社をすぐに辞めてしまうと転職活動のマイナスになります。
求人を出している企業の面接官や採用担当者に、
- またすぐ辞めるかもしれない
- なにか問題を抱えているかもしれない
- 職場にうまく溶け込めないかもしれない
このような不安を与えるため、信用度が下がるからです。

ですので、営業を辞めたいからと言って、
- なにも考えずに勢いで退職してしまう
- 転職準備をせずに辞表を出してしまう
これらはNG。リスクが高いのでおすすめはできません。
ですが、「新卒入社した営業職を辞めてしまったら、お先真っ暗」と考える必要はないんです。
どうしてかというと、
- 新卒の3〜4割は3年以内に離職している
- 第二新卒者の需要は高い
このような転職事情があるからです。
新卒の3〜4割は3年以内に離職を経験している
以下は、厚生労働省が調査した「新規学卒就職者の在職期間別離職率の推移」をわかりやすくまとめたデータです。
新規学卒就職者の在職期間別離職率(3年目までの離職率)
大学卒
- 平成27年度 31.8%
- 平成26年度 32.2%
- 平成25年度 31.9%
短大等卒
- 平成27年度 41.5%
- 平成26年度 41.7%
- 平成25年度 41.3%
高校卒
- 平成27年度 39.3%
- 平成26年度 40.8%
- 平成25年度 40.9%
引用元:厚生労働省
このように、入社後3年目までの離職率は、3割から4割程度だということがわかりますね。
つまり、あなたと同じ年に入社した営業社員が10人いたとしたら、そのうちの3〜4人は3年以内に転職するのが普通というわけです。
新卒で入社した会社を辞めるのは、それほど珍しいわけでもありません。
第二新卒者の需要は高い
また、第二新卒者の需要が高いことも「仕事を辞めたい新卒」にとっては朗報です。

第二新卒というのは、一般的に「新卒入社した会社を3年以内に辞めて転職する人」を指します。(定義は多少変わることもあります)
商工会議所が調査した「企業が求める人材」のデータを見てください。
求める人材について【複数回答】
- 即戦力となる中堅層、専門家 62.0%
- 一定の経験を有した若手社員(第二新卒等) 60.3%
- 新規学卒者(高卒) 40.3%
- 新規学卒者(大学卒、既卒) 37.9%
- 一般職層・非専門的な人材(パート・アルバイト等) 37.1%
- 管理職経験者 15.3%
- その他 3.2%
引用元:日本商工会議所より
このように、新卒(新規学卒者)よりも第二新卒者のほうがニーズがあることがわかります。
ですので、「新卒で営業職を辞める=転職先がない、お先真っ暗」というのは間違いです。
第二新卒にはきちんと需要があります。
新卒で営業を辞めたいなら今すぐ考えておきたい3つのこと
ではここからは、新卒で営業を辞めたいなら考えておきたいことをお話ししていきます。
具体的には以下の3つです。
- 転職求人は「営業」が多いので注意
- どうして営業を辞めたかをきちんとフォローする
- 第二新卒者は何が求められるのかを知っておく
転職求人は「営業」が多いので注意
まず1つ目は、第二新卒の転職では「営業関連」の求人が多い傾向にあるので注意が必要だということです。

以下は、大手転職サイト「リクナビNEXT」で職種別の求人数を調査した結果です。
職種別求人数まとめ(条件:第二新卒)
- 営業関連 509件
- 事務・管理 325件
- サービス・販売・外食 232件
- クリエイティブ 66件
- 専門職 93件
- ITエンジニア 151件
- エンジニア 127件
- 建築・土木技術職 111件
- 技能工・設備・交通・運輸 241件
- 医療・福祉・介護 29件
- 教育・保険・公務員・農林水産・その他 69件
引用元:リクナビNEXTより一部抜粋
このように、営業関連の仕事が非常に多い結果になっています。
求人数が多いということは、
- 職場を選べる
- 給料や待遇で選べる
- 転職チャンスがたくさんある
など、選択肢が多くなるため「転職しやすい仕事」だということです。
何が言いたいかというと、営業を辞めたくて転職をしたのに、
- 給料や待遇を考えたら結局営業しか選択肢がなかった
- なかなか転職先が決まらず、営業職に落ち着いた
- エージェントに営業をおすすめされて営業で再就職してしまった
このような結果にならないように注意が必要だということです。
せっかく営業を辞めても、営業以外の仕事に転職できないと同じことの繰り返しですよね。
ですので、
- どんな仕事をしてみたいか
- どんな業界に進みたいか
- 転職でもっとも重視するのはどんなことか
このあたりはきちんと考えて、軸がブレないように転職活動を進めることが大切です。
どうして営業を辞めたかをきちんとフォローする
転職活動では、「どうして営業を辞めたのか」と質問される可能性が高いです。
ですので、営業を辞めた理由をきちんとフォローできるように準備しておくことも大切です。

新卒で営業を辞めるということは、
- 営業が向いてない
- ノルマについていけない
- 他にやりたいことがある
などネガティブな理由が多いと思います。
しかし、その理由をそのまま回答してしまったら、面接官や採用担当者に良い印象は与えられませんよね。
そこでおすすめしたいのは、以下のような回答の流れを意識することです。
- 新卒で営業を辞めた理由を簡潔に説明する
- 営業で得たこと・辞めた反省点を伝える
- 転職後どうがんばるか・過去をどう活かしたいかを語る
このような流れで回答すれば、新卒で営業を辞めたマイナスをポジティブな印象に変えることができます。
面接官や採用担当者は、前職を辞めた経緯や理由を質問することで、
- 信頼できる人物か
- 過去から何かを学べる人材か
- 将来性はあるか
などをチェックしています。
もちろん、営業を辞めた理由そのものにも興味はありますが、第二新卒者に関しては、「信頼性」「学習能力」「将来性」が大切です。

ですので、
- 新卒で営業を辞めた理由を簡潔に説明する
- 営業で得たこと・辞めた反省点を伝える
- 転職後どうがんばるか・過去をどう活かしたいかを語る
このような流れを意識してフォローを準備しておくと良いですよ。
第二新卒者は何が求められるかを知っておく
3つ目は、第二新卒者は何が求められるかを知っておいたほうが良いということです。

きっと、新卒で営業を辞める方のほとんどは、
- 転職活動ではどんなアピールをしたらいい?
- 経験やスキルが未熟だから不安
- 資格を取っておいたほうがいい?
このように、いろいろな不安を感じているはずです。
たしかに、経験やスキルをアピールできることに越したことはありませんし、資格があったほうが自信につながるのも事実です。
ですが、第二新卒の転職を成功させるには、
- 何を求められるかを知る
- 細かい情報を集められる環境を作っておく
これらを徹底することのほうが大切です。
どうしてかというと、転職活動は求人企業のニーズ(求めていること)と合致したときに成功(内定)するからです。
そのためには、求人企業の細かい情報収集も欠かせません。
第二新卒者はスペックよりもベーシックな部分が求められる
実は、企業が第二新卒者に求めているのは、経験やスキル、資格などのスペックというよりは、
- やる気や熱意
- 将来性
- 人間性(育てやすさ)
- 社会人マナー
- 基本的な仕事ができる
このようなベーシックな部分だったりします。
以下は、リクナビが調査した「人事が重視する理由」のデータです。
人事が重視する理由ベスト5
- やる気 82ポイント
- ポテンシャル・将来性 79ポイント
- バイタリティ 74ポイント
- 社会人スキル 73ポイント
- 考え方が柔軟 60ポイント
※経験の浅い第二新卒を採用する理由ベスト5
引用データ:リクナビNEXTより一部抜粋
「やる気」「ポテンシャル」「バイタリティー」などが上位を独占していますよね。
ですので、もしも「新卒で営業を辞めるからアピールできることがない」と悩んでいるなら、スペックよりも人間的な部分(熱意や将来性、社会人マナー)をしっかり伝えることを第一に考えましょう。
今のうちにきちんと情報収集できる環境を作っておく
そして、今のうちに細かい情報収集ができる環境を作っておくことも大切です。

先ほどもお話ししたように、企業のニーズを知るには細かい情報を集める必要があります。
とくに新卒で営業を辞めて転職する場合、
- 転職先ではどんな仕事を任されるのか
- 職場の雰囲気や上司の人柄は
- 面接ではどんな回答をすればプラスか
このあたりは詳しく知りたいですよね。
そこで必ず活用したいのは、エージェント系の転職サービスです。
エージェント系のサービスなら、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者が無料で、
- 希望に合う仕事紹介
- 営業経験をどう活かしたら良いか
- 転職活動の不安や悩み相談
などのサポートをしてくれますし、非常に詳しい企業情報を集めることができます。
エージェントの担当者は、紹介する求人企業を直接訪問したり、採用担当者と打ち合わせをしているので、
- 転職先ではどんな仕事を任されるのか
- 職場の雰囲気や上司の人柄は
- 面接ではどんな回答をすればプラスか
などの情報を集めています。
ひとりで転職活動をすると、これらの情報を知ることは難しいので、エージェントサービスを賢く活用しましょう。

ぼくはエージェント系のサービスを活用したことで、
- 書類落ちがガクッと減った
- 面接に自信がもてるようになった
- 転職先のイメージがつかみやすかった
などのプラスがありました。
在職中にエージェントに相談しておけば、転職の見通しも立ちやすくなるので安心です。(もちろん、仕事を辞める前からエージェントは登録できます)
第二新卒や未経験の転職に強いサービスを選ぶ
ただし、エージェント系サービスは第二新卒や未経験に強いサービスを選ぶことが大切です。
例えば、リクルートエージェント、doda、マイナビエージェントなどの有名なエージェントを活用するのも間違いではありませんが、
- みんなが使うので競争率が高くなる
- 基本的にはスキルや経験が豊富な人材が優先される
などの特徴もあります。
ですので、第二新卒や未経験の転職を得意としているエージェントサービスをメインに使ったほうが転職活動はスムーズに進みます。
サポートが手厚く、良い条件の求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
ぼくがおすすめできるのは、レバレジーズ株式会社が運営する「ハタラクティブ」という第二新卒や未経験専門のエージェント。

第二新卒や未経験者が転職しやすい求人をたくさん紹介してもらえますし、職種も、
- エンジニア
- 営業
- 事務
- サービス・販売
などをはじめ、幅広く対応してくれます。
気さくで優しい担当者が多いので、転職の不安や悩みを相談しやすいのも大きな魅力です。
サポート対応エリアは、関東1都3県限定なので、東京・神奈川・千葉・埼玉で就職する場合は、ハタラクティブを活用しましょう。
また、関東以外で就職するなら、ジェイック(JAIC)というサービスを使ってみてください。

こちらも第二新卒や未経験者を対象にしたサービスなので、仕事を紹介してもらいやすく転職活動で分からないことがあっても丁寧に教えてもらえます。
離職率が低い企業を紹介してくれますし、無料の転職講座を実施しているので、転職が有利になりますよ。
関東はもちろんですが、
- 北海道
- 宮城
- 愛知
- 石川
- 大阪
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