就職したいけど、もう無理かも。。。
こんなふうに悩んでいませんか?
実はぼくもニート経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。
「そろそろ働かないとマズイ」と思っても、なかなか身動きは取れず。。。将来が不安になりますよね。
そこでこの記事では、僕の就活経験と人事目線を軸に、「就職したいニートが今すぐやるべき5つのこと」をまとめてみました。
- 早めに動き出す
- スモールステップを意識する
- 就職しやすい仕事に目を向ける
- 前向きな答えを用意する
- 一人で悩まない
この記事の流れ
【前向きな気持ちが大切】30代のニートでも頑張り次第で社会復帰はできる
5つのポイントの前に、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。
それは、たとえ30代でニートだったとしても、頑張り次第でいくらでも社会復帰はできるということです。

30代でニート生活をしていると、
- 正社員なんて無理ゲーだ
- ニートだし人生詰んだ
- ブラックにしか雇ってもらえない
こんなふうに思いがちですが、そんなことは無いです。
たしかに、この先なにもしなければお先真っ暗かもしれません。当然、正社員も無理です。
でも、覚悟を決めて動き出せば、就職チャンスって実はたくさん転がっています。
とくにここ数年は、人手不足の業界が増加傾向にあるので、ニートやフリーターといった未経験者の需要が高まっています。
とある調査では、実に50%以上の企業が人手不足で苦しんでいることもわかっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
人手が足りないということは、求人が増え、採用ハードルが下がります。
つまり、未経験者がチャレンジしやすい環境ができるわけです。
なので、まずは前向きな気持ちをもって就活をはじめましょう。
後ろ向きな気持ちで就活をしても、マイナスの流れを引き寄せるだけですし、暗い顔をした応募者を採用したい面接官もいません。
就職したい30代のニートは「早めの就活」を心がける
では本題です。
就職したい30代のニートがまず心がけいたいのは、「早めの就活」です。

なぜなら、未経験者の就活は若ければ若いほうが有利になりやすいからです。
どうして「若さ」が重要かというと、未経験者を採用する企業は、
- 将来性
- バイタリティ
- 指導のしやすさ
などを重視する傾向があるからです。
若いほうが、将来性やバイタリティがありますし、素直で指導しやすい傾向にありますよね。
つまり、「若さ」が大きなアドバンテージ(優位性)になり得るわけです。
とくに30代以降は、未経験OKの求人であっても、書類が通りにくくなったり、年齢がネックで落とされるケースも増えてきます。
「来月からでもいいや」
「新年度まで待とう」
ではなくて、今すぐに動き出すことがとにかく大切。
年齢は巻き戻せませんし偽ることもできないので、就職したいと思っているならできるだけ早く就活をはじめましょう。
アルバイトをして経験を積むのはアリ?
もしかすると、
アルバイトをして経験を積もうかな。。。
と考える人もいるかもしれません。
アルバイトに関しては、
- 腕鳴らしならOK
- 長期的に考えるとおすすめできない
というのがぼくの意見です。
たしかに、「ニート生活からいきなり正社員になるのはハードルが高い」と思う気持ちはわかります。
でも、ぼくの経験から言えば、フリーターになっても結局は将来が不安になりますし、後々正社員を考えることになります。
ニート生活を続けるよりは良いかもしれませんが、フリーター生活も
- お金がない
- 先が見えない
- 周りの目が厳しい
このように大変です。

とくに30代の場合、フリーターになってそのまま年を重ねてしまうと、ますます正社員として就職するのが難しくなってしまいます。。。
なので、もしアルバイトをするなら、
- 腕鳴らし程度に数ヶ月を目安に働いてみる
- 同時に就活も進めてみる
このような方法おすすめ。
30代の1年はとても貴重です。くどいようですが、就職を目指すなら「早め」を意識してくださいね。
スモールステップを意識して就活を進める【30代のニートでも就職を着実に近づける】
「早めの就活がおすすめ」と言っても、
なかなかすぐには動き出せないんだけど。。。
と思う人もいるはずです。
そんな場合は、スモールステップを意識しましょう。

ここで言うスモールステップは、「小さな一歩を積み上げる」という意味です。
僕もそうでしたが、ニート生活をしているのに、いきなり企業に電話をしたり面接を申し込むのは、相当ハードルが高いですよね。
そもそも、仕事を探したり応募書類を書くのだって大変です。
自転車も最初のひとこぎが1番ちからを使うように、就活も最初の1歩が1番難しいわけです。
なので、小さな前進を目標にして、それを積み上げることにフォーカスしましょう。

例えば、
- 今日はリクナビNEXTなどの求人情報サイトに登録してみる
- 明日は早起きができるようにがんばる
- 明日はスーツと履歴書を買いにでかける。。。
このように、1週間単位で小さな目標を設定してみてください。
どんな小さな目標でも、就活に関することならOK。それを積み上げることで、確実に前に進むことができます。
前に進むことができれば自然と自信がつきますし、就活に対するモチベーションも上がります。
資格を取得すれば本当に就活は有利になる?
もしかすると、
しばらく資格の勉強をしようかな
このように資格取得を考える人もいるかもしれません。
たしかに、資格がないよりはあったほうが良いですが、「資格があれば就職できる」と考えるのは少々危険です。

例えば、「調理師」「行政書士」「宅建」といった資格は、「その資格がないと従事できない」という法律があるため、大きなプラスになり得ます。(その分、難易度も高くなります)
でも、一般的に人気がある以下のような資格は、あくまでも「プラスアルファ」程度で評価されるケースが多いです。
- 簿記
- TOEIC
- MOS
- ITパスポート
- 秘書検定など
つまり、きちんと資格を選ばないと、
「資格は取ったけど就活で役に立たない」
「資格取得でニート歴が増えただけ」
こんな状態になってしまう可能性もあるわけです。
また、資格を取るのなら、
資格を取れば就活が有利になる
⇒だから何か資格の勉強をはじめる
ではなくて、
この仕事に就きたいから資格が必要
⇒だから資格の勉強をはじめる
このように、就きたい仕事や目指す業界などから逆算して資格取得を目指すことも大切です。
そうしないと、そもそもの目的(就職すること)からズレて、
- 資格取得にこだわってしまう
- 資格の勉強をしている自分に満足をしてしまう
このように、就職することから遠のいてしまう可能性もあります。

なので、もし資格を取得したいなら、就活と同時進行がおすすめです。
たとえ資格試験に合格していなくても、
「現在、◯◯の資格取得に向けて勉強している」
「◯月の資格試験を受ける予定」
など、やる気や熱意はアピールできます。
30代のニートが就活をするなら【就職しやすい仕事に目を向ける】
次のポイントは、「就職しやすい仕事に目を向ける」ということです。

最初にお話したように、覚悟を決めて動き出せば、30代のニートにも就職チャンスはたくさん転がっています。
ただ、新卒や社会人経験のある転職者と比べれば応募できる求人は減りますし、就活が難しくなるのも事実です。
仕事を選びすぎたり、チャンスが大きい業界や職種を見逃していたら、なかなか就職に結びつかない恐れもあります。
なので、
「この仕事は嫌」
「この業界しか興味がない」
「ああしたいこうしたい」
というように、自分の希望だけを押し通すのはやめて、「就職しやすい仕事」に目を向けて就活を進めていきましょう。
就職しやすい仕事というのは、以下の2つです。
- 人手が足りない業界
- 未経験者が歓迎される職種
先程もお話したように、ここ数年は人手不足で悩む業界が増えています。
「人手が足りない業界=ニートでも就職チャンスが大きい業界」と言えるので、就職の狙い目です。
具体的には、以下の業界ですね。
【人手不足の割合・業界別集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
介護や運送業、建設、IT系情報サービス、サービス業などは、とくに人手が足りないと言われています。
また、未経験者の受け入れが多い業界は、「未経験でも受かりやすい」「入社後キャリアを積みやすい」といった特徴があります。
とくに、
- 営業職
- IT系エンジニア
- 事務職
- 介護職
- 販売職
などは、未経験の就活で鉄板といえる職種なので、チェックしてみてください。
ニート歴に不安がある30代は【前向きな回答の型】を知っておく
30代でニート生活をしていると、
面接や書類でどう説明したらいいわけ?
このように悩む人は多いのではないでしょうか?
ぼくも、面接でどんな質問を受けるのか不安でかなり神経をすり減らしました。
そんな経験からおすすめしたいのは、「前向きな回答の型」を知っておくことです。

具体的には、以下の流れを意識して回答を準備すればOKです。
- マイナスは素直に認める
反省を伝える - マイナスから得たこと
活かせることを伝える - 今後はどうがんばるか
将来の展望を伝える
例えば、「なぜ空白期間があるのですか?」と面接官に質問されたケースを想定すると、
自分の進みたい方向がわからず無職期間が長引いてしまった。
しかし、自分と向き合う時間を持てたことで、本当にやりたい仕事が見つかった。
御社に就職できたら◯◯の分野で活躍したい。
このような流れで回答を準備します。
ポイントは、マイナスに対する釈明で終わらずに、
- マイナスから得たこと
- マイナスをどう活かすか
を併せて伝えることです。
そうすれば、どんなマイナスの質問も、ポジティブな回答に繋がれることができるはずです。
面接官がニート歴に関する質問をするのは、単なる嫌がらせではありません。
- 本当に正社員としてやっていける人材か
- マイナスから学習できる人材か
- 将来性のある人材か
などをチェックしているので、マイナスから得たこと、今後どう活かしていくかをしっかり伝えてください。
ひとりで悩まない環境を作ることが大切【30代のニートが就活を乗り切るコツ】
最後5つ目のポイントは、「ひとりで悩まない環境」を作ることです。

就活をする30代のニートが最も注意すべきことは、「挫折」です。
せっかく社会復帰をしようと思っても、就活に挫折してしまったらニートに逆戻り。ますます自分に自信をなくしてしまいます。
実はぼく、一度就活を諦めてフリーター・ニート生活に舞い戻ったことがあります。
就活がうまくいかないけど誰にも相談できず、気持ちが折れてしまったわけです。。。
一度就活に挫折すると、メンタルを立て直すのがとても大変。時間もかかります。

就活を挫折する原因の多くは、ひとりで悩みを抱えてしまうことにあります。
なので、就活を本格的に始める前に最低限「ひとりで悩まない環境」は作っておきましょう。
具体的には、
- ハローワーク
- 就職エージェント
など、キャリアアドバイザーに相談できるサービスを活用するのがおすすめです。
ぶっちゃけ、ニートやフリーターの就活は、自己流でがんばってもなかなか良い結果は出ません。
なかなか就活が進まず挫折しやすいだけでなく、ブラック企業に捕まってしまったり、自分に合わない職場に就職してしまうリスクも高いと言えます。
なので、「就活に詳しい人=キャリアアドバイザーやコンサルタント」のアドバイスを受けるのが確実です。
30代のニートが相談できる就職サービスとは?
相手にされなかったり、怒られないか心配。。。
このように不安な人もいるかもしれません。
たしかに、ハローワークは暗いイメージがありますし、就職エージェントはスペックが高い人向けのサービスというイメージがありますよね。
しかし今は、
- わかものハローワーク
- サポステ
- フリーターやニートに特化したエージェント
など、若年層向けのサービスが充実しています。
例えば「サポステ」は、国が運営している「働くことを踏み出す人を応援する」サービス」です。
ニートやフリーターを対象にしているので、気負わずに相談できるはずです。
全国に支店があるのでチェックしてみてください。
また、東京で就活する方は、「就活エクスプレス」という就職エージェントがおすすめです。

もしかすると知らない人が多いかもしれませんが、就活エクスプレスは、東京都とパソナが手を組んで運営するサービス。
30歳から44歳までの正社員を目指す人(ニートやフリーター)を対象としています。
派遣事業などで有名なパソナが運営しているだけあって、求人の質やサポート内容はバッチリですし、東京都のサービスなので安心して活用できます。
定期的に開催している説明会に参加してもいいですし、個別で相談することも可能です。まずは気軽に登録してみてくださいね。

フリーターや既卒、ニートからの就職を成功させるには、未経験者の就職に特化したサービスを選ぶことが大切です。
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