介護職ならフリーターでも
簡単に就職できる!?
介護業界くらいかも。。。
こんなふうに思っていませんか?
介護系の仕事は「人手不足」「未経験でも就職しやすい」というイメージが強いですよね。
そのため、フリーターやニートの方のなかには介護職に就職しようと考える人もいるのではないでしょうか。
ぼくも以前はフリーター・ニートをしていたので、同じように思ったことがあります。
でも、
- フリーターだから介護業界で働くしか道がない
- ニートが就職できるのは介護系くらい
このような気持ちで介護を目指すのはおすすめできません。
なぜなら、あとで後悔をするリスクの高い選択になるかもしれないからです。
この記事では、ぼくの就活経験や人事目線をもとにして
- 中途半端な気持ちで
介護を目指すのはNGな理由 - 介護職以外に就職しやすい仕事
- 就活を失敗しないコツ
をお伝えしていきます。
大切なのは、本当に介護の仕事をやりたいという気持ちがあるかどうかです。
この記事の流れ
「フリーターやニート・既卒だから就職先は介護しかない」と考えるのはNG
お話ししたように、たしかに介護業界はフリーターやニート、既卒といった未経験者が就職しやすい業界です。

その理由のひとつが「人手不足」にあります。
介護の現場で「人手が足りているか」とアンケート調査をしたデータを見てください。
- 不足している 61.3%(前年比20ポイント増加)
- 適当である 36.2%
引用元:メディウォッチ(一部抜粋)
このように「不足している」と答えた人が6割を超えていますよね。
また、日本商工会議所が調査した「人手不足の割合が多い業界」を見ても、堂々のNo.1となっているんです。
【業界別集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
人手不足の業界は、当然求人が多くなり採用試験のハードルも下がります。
そのため、他の業界に比べて介護業界は、フリーターやニート、既卒が就職しやすいと言えるんです。
厳しい労働環境・離職率の高さにも目を向ける
しかし、就職しやすい一方で、
- 労働環境が厳しい職場が多い
- 離職率が高いケースが目立つ
こうした側面があることも忘れてはいけません。

ここで、介護職に就職したAさんから頂いた悩み相談の一部を掲載します。
介護職に就職したAさん(男性 26歳)のケース
福祉の仕事ならフリーター経験しかない自分でもやれそう、と思い介護施設に入職しました。
若い自分が高齢者を支えていきたいという気持ちもありましたが、仕事がはじまって3ヶ月で退職を考えています。
まず、利用者さんや他の職員との関係が全然うまくいきません。
こっちは一生懸命にやっているのに、怒鳴られる、言うことは聞かない、無視されます。
そんな状況を先輩にきつく叱られてしまいます。精神的にかなりきつい状態です。
最近は、下の世話や高齢者との会話に拒否反応が出ています。
利用者さんのことを物のように扱っている自分に嫌気が差すこともあります。
それに、仕事量やストレスに対して給料が安すぎると思うので、将来どうなるのか不安で仕方ありません。
このまま30代になって介護をやっていく自分を想像できなくなりました。
今は半年を目処に転職を考えているところです。
もっとよく考えて就職先を決めればよかったと後悔しています。
Aさんはフリーターから介護に就職したものの、労働環境の厳しさや将来への不安を感じ、早々に転職を考えているようでした。
残念ながら介護職は、こうした悩みが多い傾向にあります。
実際、介護業界の職員に「なぜ採用が難しいか?(人手が集まらないか?)」とアンケートを取ったデータを見ると、以下のような結果になっています。
- 賃金が低い 57.4%
- 仕事がきつい 48.3%
- 社会的評価が低い 40.8%
引用元:メディウォッチ(一部抜粋)
仕事がきついにも関わらず、給料や社会的評価も低いとなると、さすがに厳しいものがありますよね。
もちろん、すべての介護職が過酷な環境では無いでしょうし、きちんと職場を選べば、充実した社会人生活を送ることもできるはずです。
しかし、介護の仕事はいろいろな意味できついケースが多いということは知っておいてください。

「フリーターやニートだから介護職」中途半端な気持ちはNG
ここまで介護職のキツイ面をお話ししてきましたが、それでも「本気で介護に就職してがんばっていきたい」と考えているなら、チャレンジするべきです。
就職しやすい介護職は、フリーターやニートの就職先として就職チャンスも多いからです。
しかし、
- 「フリーターやニートだから」
- 「就職さえできればなんでもいい」
という中途半端な気持ちで介護を目指すのは、やはりおすすめできません。
早期離職のリスクを高めてしまいます。

仮にフリーターやニートから就職できたとしても、その職場を数ヶ月で辞めてしまうと「早期離職」のレッテルを貼られ、再就職が難しくなってしまいます。
実際ぼくの友人は、2ヶ月で会社を辞め再就職に大苦戦。約1年は就職先が決まりませんでした。
ですから、フリーターやニート、既卒から介護職に就職を考えているなら、
- 就職はしやすい
- ただし現場はきついケースが多い
- 早期離職しないように
きちんと職場を選ぶ
これらを頭に入れて就活を進めていきましょう。
【介護だけじゃない】フリーターやニート、既卒者が就職しやすい「介護以外の仕事」
ここまでの話を聞いて、
就職するのは無理かも。
じゃあ、どうしたらいいの!?
こんなふうに思った人もいるかもしれません。
実は、フリーターやニート、既卒者が就職しやすいのは介護職だけではありません。
先ほどもチラッとお伝えした「人手不足の割合が多い業界」のデータを見てください。
【業界別集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
介護の他にも、運輸業界や建設、サービス、情報通信・IT系などは、慢性的に人手不足を抱えていると言われています。
こうした仕事のなかで、「チャレンジしてみたい」と思える求人を探してみましょう。

また、未経験者歓迎の割合が高い職種に目を向けるのも一つの方法です。
下記は、転職サイトのマイナビが調査した「未経験者歓迎の割合が多い職種」のデータです。
「職種未経験者歓迎」の割合が多い職種
- 美容・ブライダル・ホテル・交通
- 販売・フード・アミューズメント
- 技能工・設備・配送・農林水産 他
- 保育・教育・通訳
- 医療・福祉
- 管理・事務
- 公共サービス
- 企画・経営
- 医薬・食品・化学・素材
- コンサルタント・金融・不動産専門職
- 営業
- クリエイティブ
- 電気・電子・機械・半導体
- 建築・土木
- WEB・インターネット・ゲーム
- ITエンジニア
こうした職種は、未経験者でも就職しやすいだけでなく、
- 研修などの充実
- 未経験の同期入社が多い
(馴染みやすい) - キャリアアップ制度
などを期待できるので、フリーターやニートにとってはメリットの多い就職先と言えます。
もちろん、介護業界と同じく、職場によっては労働環境がきついケースもあります。
ですから、
- きちんと情報収集できる環境
- 自分に合う求人をピックアップすること
にも注意を払ってくださいね。
フリーターやニートが目指せるのは介護だけじゃない【就活を失敗しないコツ】
それでは最後に「就活を失敗しないコツ」をお伝えします。

それは、「ひとりでがんばらないこと」です。
きっと、フリーターやニートから就職をする方のほとんどは、
ひとりでがんばるしかないでしょ!?
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
正直に言って、フリーターやニートの就活は大変です。
- どんな仕事が自分に合うかわからない
- 面接で何を伝えたらいいかわからない
- 情報収集の仕方がわからない
など、わからないことだらけですし、そもそも本当に就職できるか不安な人も多いはずです。
そんな状態でひとりでがんばっても、モチベーションが続かず挫折しても不思議はありません。
ですから、頼れるものはしっかり頼って、就活を楽に進める環境を整えることが大切なんです。
幸い今は、
- ハローワーク
(わかものハローワーク) - サポステ
- 就職エージェント
など、無料で就活をサポートしてもらえるサービスがたくさんあります。
まずはこうしたサービスをしっかり活用して、きちんと情報収集できる環境を整えることからはじめてください。

とくに就職エージェントは、求人を出している企業と結びつきが強く、
- 仕事を紹介してもらいやすい
- 細かな情報をおしえてもらえる
- 書類免除のケースもある
など、たくさんメリットがあります。
ぼくがそうだったように、就職エージェントを活用することで、
いろいろな仕事にチャレンジできそう。
と思えるはずです。

注意したいエージェント選び
ただし、エージェントの選び方だけは注意してください。
エージェントといえば、「リクルートエージェント」や「マイナビエージェント」「doda」などが有名ですが、これらは社会人経験がある転職者を対象としたサービスです。
そのため、「サポートは難しい」と断られるケースも多いです。

なので、「未経験者を専門としているサービス」を活用してください。
そうすれば、きちんとサポートをしてくれますし、フリーターやニートから就職するコツをしっかり教えてもらえますよ。
とくにおすすめしたいのは、「ジェイック(JAIC)」というサービスです。

ジェイックは未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスで、こんな特徴があります。
- 初めてでも相談しやすい
- 離職率の低い企業を紹介してもらえる
- 無料の就職講座を実施している
ブラック企業対策に強くバックアップもしっかりしているので、未経験でも良い企業に就職しやすいサービスです。
さらに、厚生労働省委託業者が全国でたった43社しか認めていない「職業紹介優良事業者」なので安心して利用できます。
サポート対応地域は、下記のとおり。
東京 神奈川 千葉 埼玉
愛知 大阪 兵庫 広島 宮城
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。

まずは登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※ジェイックは現在、世の中の情勢からWEB面談もしています。自宅にいながら安心して相談できます。
ジェイックのサポートエリア外で就職する場合は、「第二新卒AGENTneo」というサービスに登録しておきましょう。

第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営しているフリーターや既卒者に特化した就職エージェントです。
特徴は、スタッフが全員「第二新卒経験者」ということです。
なかには淡々と機会的にサポートを進めるエージェントもありますが、第二新卒エージェントneoは「二人三脚」で就活を進めていくイメージ。
キャリアアドバイザーや担当者も第二新卒を経験しているので、はじめてエージェントを使う方も安心して相談できるのが大きな魅力です。
もしかするとあまり聞き馴染みがないサービスかもしれませんが、
- 取引企業は1万社以上
- 1人あたり10時間以上サポート
- 訪問済の企業だけを紹介してくれる
このように実力があるエージェントです。
求人は全国に対応しているので、うまく活用してください(登録は30秒で完了します!)。

フリーターや既卒、ニートからの就職を成功させるには、未経験者の就職に特化したサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎の求人にたくさん出会える
- フリーターや既卒、ニートからの就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談できる
こんなメリットがあるので、就職支援サービスを使わないのは損です。
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