面接の自己PRって、なにをアピールしたらいいんだろう…
フリーターをしてたから、アピールできることがない…
既卒のわたしにアピールポイントなんてある?
面接に自信がもてない
こんなふうに悩んでいませんか?
フリーターや既卒から就活する方にとって、自己PRは難問ですよね。
社会人経験があれば、これまでの経験から自己PRができますが、フリーターや既卒で正社員未経験の場合「アピールポイントが見つからない」という方が多いはずです。
実はぼくも、フリーターから就職した過去があるので、自己PRを悩む気持ちはよくわかります。
でも、フリーターや既卒者なりにアピールできるポイントはあります。
と言うか、フリーターや既卒者だからこそ必ずアピールしなくてはいけないポイントを知っておくことが大切です。
この記事では、そんな「フリーターや既卒者が面接でアピールすべき3つのポイント」をお話しするので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
この記事の流れ
既卒者やフリーターは面接官に「一緒に働きたい!」と思ってもらうことが大切
自己PRでアピールすべきポイントをお話しするまえに、これだけは押さえておいてほしいことがあります。
それは、
- 面接官はどんな視点で面接を行っているか
- 企業側は応募者のどこをチェックいるのか
という2点です。
面接の自己PRを成功させるには、そもそも相手が何を考えているかを知らないと、うまくいきません。
まずは、相手(面接官や応募企業)の考え方をサラッと頭に入れておきましょう。

では、フリーターや既卒者を採用する面接官は、どんな視点で面接を行っているのでしょうか。
それはズバリ、「人間的な部分がきちんとしているか」です。
社会人経験がある転職者を採用する場合は、「経験やスキル」「特別な資格」などを重視する比率は高くなりますが、フリーターや既卒者を採用する場合は、人間的な強さや日頃の行いをチェックしているケースが多くなります。
具体的には、以下の4つのポイントをチェックしています。
人のせいにせずピンチをチャンスに変えられるかをチェックしている
就職した直後は、「上手くいかないこと」「ピンチ」の連続です。
それを他人や会社のせいにするのは簡単です。
しかし、そういう人は一向に成長しません。
そのため、上手くいかない中でも、それをチャンスと捉える強さを持っている人材を面接官は求めています。
周りとうまくやれる協調性のある人材かをチェックしている

会社は、様々な人材が集まって出来ている「組織」です。
それぞれに役割があり、上手く歯車が咬み合ってこそ、大きな力を発揮します。
そのため、歯車を狂わせるような「独りよがりの行動」は好まれません。
周りで働く人たちのことを考え、心配りのできる人材かを面接官はチェックしています。
自主的に、常に成長したいという気持ちを持っているかをチェックしている
会社にとって、フリーターや既卒者の採用は、未来への投資です。
自社で活躍する人材へ成長することを期待しています。
ですので、与えられたチャンスを活かして、自発的に成長しようとする姿勢があるかを面接官はチェックしています。
逆に、会社に手取り足取り教えてもらおうとする人材は敬遠されます。
目的意識をもって就活しているかをチェックしている
面接官は、実力や適性がはっきりと分からないフリーターや既卒者の「未来」を予測して採用を決めなくてはいけません。
そのため面接官は、
- 「応募に対しての動機が曖昧」
- 「仕事への熱意が不透明」
こうした応募者に対しては、良い印象を持てません。
ですので、応募者はどれだけ目的意識をもって就活しているかをチェックしています。
目的意識というのは、簡単に言うと、どんな夢・ビジョンを持っているかですね。
「未経験の仕事だけど、実力をつけて、こんなことを成し遂げたい。」
「既卒から就職するけど、必死に仕事を覚えて、こんなふうになりたい。」
こんな感じです。
もしかすると、
という方もいると思いますが、その場合は、どんな小さな夢・人に言えないような目的でもOKです。
まずは、自分は今後どうなりたいかを考えて、就活のモチベーションを高めることが大切です。
- 「就職したら良い部屋に引っ越したい」
- 「欲しかった車を買いたい」
- 「就職した友達と普通に遊びたい」
このような目的でも、それが就活のモチベーションや熱意となれば、「この人はしっかり働いてくれる」と面接官に伝わるはずです。
フリーターや既卒者が面接で必ずアピールしたい3つのポイント
それではいよいよ、フリーターや既卒者が必ずアピールすべき3つのポイントについてお話ししていきます。
結論から言うと、アピールすべき3つのポイントとは、以下の通りです。
- モチベーションが高いこと
- 職場に馴染める人柄だということ
- 将来性(今後に期待ができる)
もうすこし詳しく見ていきましょう。
モチベーションが高いことをきちんと伝える
まずは、就活に対するモチベーションが高いことを、自己PRできちんと伝えましょう。
フリーターや既卒者の採否は、社会人経験のある転職者と異なり、スキルや経験を判断材料にできません。
そのため面接官は、
- やる気や熱意
- 就活を真剣に考えているか
- すぐに辞めないか
などの「就活に対するモチベーション」を判断材料にすることが多いです。
ですので、「自己PRやアピールすべきことがない」と悩んでいるなら、
- 就活にかける意気込み
- 入社するために努力したこと
- 正社員としてがんばる理由
などを伝えるようにするのがポイントです。
職場に馴染める人材だということを伝える
次に、職場に馴染む「指導しやすい人材」だということをアピールすることも大切です。
先ほどもお話ししたように、会社は社員ひとりひとりの歯車が合ってこそ、うまく回っていきます。
とくに新入社員は、
- 素直に話を聞く
- 先輩や上司を敬う
- 仕事に対して真剣
このような、指導しやすい人材が高評価を得やすいです。
ですので、アピールポイントが見つからないなら、
- 与えられた職務をきちんとこなしたアルバイト経験
- バイト先の上司に褒められたエピソード
などを自己PRに織り交ぜることをおすすめします。
今後に期待できることを伝える
3つめのポイントは、将来性がある人材だということをアピールすることです。
企業がフリーターや既卒者を採用する背景には、「未来への投資」という意味合いが含まれています。
「今は未経験でも、きちんと育てれば立派に成長してくれる」と期待されるわけなので、自分には将来性があるということをきちんとアピールしましょう。
具体的には、
- 入社したらこれをがんばりたい
- 5年後にはこうなっていたい
など、将来に対する希望を伝えることがポイントです。
アルバイト経験をアピールするときの注意点
ところで、フリーターや既卒者のなかにはアルバイト経験が豊富な方もいるはずです。
アルバイト経験のアピールはプラスにはたらくこともありますが、アルバイト経験だけを全面に押し出すのは良い方法とは言えません。
面接官によっては、悪い印象を与えることもあるからです。
なかには、
- 「アルバイトと正社員では責任が違う」
- 「アルバイト経験はさほど重要視しない」
このような考え方をする面接官もいます。
ですので、アルバイト経験の自己PRは小出しにして、面接官に興味をもってもらえたら、積極的にアピールしていくことをおすすめします。
面接の自己PRをうまくアピールするコツ
さてここまで、3つのポイントをお伝えしました。
- モチベーションが高いこと
- 職場に馴染める人柄だということ
- 将来性(今後に期待ができる)
最後に、これらをうまくアピールするコツをお伝えするので、チェックしてみてくださいね。
自己PRは話し方に注意する

自分が思っている以上に、話し方が相手に与える印象は大きいということは、頭に入れておいてください。
「話し方」ひとつで、モチベーションや人間味、将来性などの伝わり方に、大きな差が出ます。
ところであなたは、TEDという世界の著名人がプレゼンテーションを行うイベントをご存知でしょうか。
通常は、様々な方面の専門家たちが、”自らの分野の知恵”を披露する中身の濃いイベントです。
しかし、ウィル・スティーブンというプレゼンターは、中身が無いプレゼンテーションを大観衆の前で堂々と行い、喝采を浴びました。
中身が無くても、話し方ひとつで、人はあたかも良い話を聞いているように錯覚してしまいます。
これは、話し方ひとつで印象がガラリと変わる好例です。
もちろん面接の場合は、中身が伴っていないと不合格になる可能性は高くなります。
しかし、自己PRの話し方や雰囲気を工夫することで、モチベーションや人間味、将来性などを効率的に伝えることができるようになります。
話し方の改善ポイントは以下のとおりです。
- 声のボリュームを意識する
- 気持ちを込めて話す
- 落ち着いて話す
- 早口をやめる
- 話を簡潔にまとめる
- やたら「申し訳ありません」と言わない
- 相手の目を見て話す
- 相手を睨みつけない
- 足や手を組まない
- 背すじを伸ばして話す
話し方は、面接官に好印象を与える大切なポイントにも関わらず、改善する努力すらしていない方がとても多いです。
ですので、自己PRを成功させたいなら、話し方に注意してみることをおすすめします。
応募する業界・職種のことをどれだけ理解しているかもポイント

自分が応募する、
- 業界について
- 職種について
- どんな仕事をするか
などに対する理解を深めておくことも大切です。
表面的な部分だけではなく、仕事の辛い面・大変な面をしっかり検討して、どうしてその仕事を選んだのかを語れるようにしておくと、面接でアピールがしやすくなります。
具体的にアクションを起こしているかどうかもポイント

実際にアクションを起こしていれば、それに勝るアピールはありません。
例えば、
- すでに仕事に関連する勉強を初めている
- 仕事に関連するアルバイトをして経験している
- 仕事を深く知るために情報収集に努めている
こんな事実があれば、しっかり伝えるようにしましょう。
たとえ短期間でも、何もしないよりは行動を起こしておくとプラスです。
小さな努力を積み重ねることで、面接の自己PRがしやすくなりますよ。
自己PRに不安が残るならひとりで悩むのはやめよう
いかがでしたか?「フリーターや既卒者が面接でアピールすべき3つのポイント」をお伝えしました。
- モチベーションが高いこと
- 職場に馴染める人柄だということ
- 将来性(今後に期待ができる)
以上3つのポイントに注意すれば、フリーターや既卒者でも、自己PRを組み立てることはできます。
ぜひ参考にしてみてください。
もしも、
アピールすべきポイントは分かったけど、
自己PRには不安が残るな。。。
と思ったなら、ひとりで悩むのはやめましょう。
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ひとりで悩まずに、就職支援サービスを賢く活用しましょう。
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- 応募する求人の深い情報を教えてもらえる
- フリーターや既卒からの就活のコツを教えてもらえる
など、就活がグッと楽になります。
就職支援サービスについては、「必見!既卒・フリーターのエージェント選びのコツとおすすめ厳選2社」という記事に詳しくまとめているので、併せて読んでみてくださいね。


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