中卒だから就職は難しいかも。。。
正社員にになるのは無理!?
こんなふうに悩んでいませんか?
内閣府が発表しているデータによれば、中卒者の就職率は全体の0.5%未満。高校や大学卒業が当たり前になった現在では、中卒で就職を目指すのは不安ですよね。
しかし、就職を諦めてしまうのは非常にもったいないと思うんです。
実はぼくも、フリーター・ニート生活を経て就職した経験があります。
もちろん状況は違いますが、「不利な状況から就職する」という点では一緒。
そんな経験から言えるのは、たとえ、高校を中退していたり学歴が中卒でも、正社員になる道は残されているということです。
なぜなら、
- 若さが武器になる
- 今は「就職しやすい環境」になっている
- 就職にはコツがある
と言えるからです。
今回は、ぼくの就職経験と人事目線をもとに、高校中退や中卒から正社員を目指す方法をお伝えしていきます。
この記事の流れ
中卒や高校中退でも諦める必要なし【就職しやすい状況とは】
まず最初に、「中卒や高校中退でも正社員を諦めるのはもったいない」と思う理由についてお話ししますね。

それは主に、
- 若さは武器になる
- 今は「就職しやすい環境」になっている
こうした理由があるからです。
実は現在、企業の人手不足が深刻化しています。
とくに中小企業にその傾向が強く、以下のデータを見てもわかるように半数以上の企業は人手不足を抱えていることが分かっています。
【人員の過不足状況について】
- 不足している 50.2%
- 過不足はない 45.5%
- 過剰である 3.5%
- 無回答 0.7%
調査地域:全国47都道府県
調査対象:中小企業 4,072社
調査期間:平成27年6月1日~23日
引用データ:日本商工会議所より
人手が足りず倒産する例もあるくらい、人手不足は企業にとって大問題です。
そのため、
- 採用が活発化する
- 採用のハードルが下がる
- 就職がしやすくなる
このような状況になります。
つまり、人手不足が増えることで、未経験者や学歴に不安がある求職者、フリーターやニートなどの就職チャンスは増えるというわけです。

また、いわゆる「未経験の人材」を採用する企業は、将来性や育てやすさを優先するため、若い応募者を欲しがるケースが多いです。
このあたりも、高校を中退していたり中卒の方が正社員を諦めるのはもったいないと言える理由ですね
どうしても学歴に不安がある場合の対処法
というわけで、高校中退や中退でもチャンスがあることがおわかりいただけたと思いますが、しかし一方で、
という方も多いはずです。
たしかに、学歴別の就職率を見てみると、
【就職率のデータ】
- 高校卒業者 16.7%
- 短期大学卒業者 70.8%
- 大学卒業者 63.9%
引用データ:「子供若者白書」内閣府より一部抜粋
このように大きな差があるのはたしかです。
就職して社会に出てしまえば、結局は「仕事ができる人」が評価されますが、就活では学歴で判断されるケースもまだまだ多いのは否定できません。
ですので、もしも学歴がコンプレックスで就活が前に進まないなら、通信制高校を活用してみるのもひとつの手です。
簡単ではありませんが、通信制高校なら仕事をしつつ高校卒業を目指すこともできます。

「高卒資格を取る=学歴をつける」だけではなく、勉強をがんばったという姿勢自体が、就活のプラスに繋がることもあります。(例えば、仕事と勉強を両立して努力した、などは自己PRとして活きます。)
通信制高校を検討する場合は、学校資料を一括で取り寄せられる「ズバット通信制高校比較」といった「通信制高校の比較サービス」が便利です。
学費や条件が気になる方は活用してみてください。
知っておきたい高校中退や中卒から正社員を目指すコツ
それではここからは、高校中退や中卒から正社員を目指すコツをお話ししていきます。
具体的なコツは以下の4つです。
- ポジティブな姿勢で就活を進める
- 高校中退や中卒をフォローする
- 未経験でも就職しやすい仕事に目を向ける
- きちんと情報収集できる環境を整える
ポジティブな姿勢で採用担当者に信頼してもらう
まず1つ目のポイントは、
- 就職を諦めない気持ちを持つ
- ポジティブな姿勢で就活に臨む
この2つを徹底することです。

高校を中退していたり中卒だと、
「中卒じゃどこも雇ってくれない」
「どうせ高校中退じゃ正社員は無理」
こんな弱気な姿勢になりますよね。
けれど、そんな暗い気持ちで就活を進めたらマイナスになるのは目に見えています。
基本的に「未経験者」を採用る企業は、
- やる気や熱意はあるか
- 人物像や人柄が自社に合っているか
- 将来性はあるか
これら3つを重視します。
つまり、就活を諦めない気持ちやポジティブな姿勢を示せないと、採用担当者や面接官に良い印象は残せません。

さらに、全国の高校中退者の割合は年々減少していることがわかっています。
これがどう就活に影響するかというと、高校中退・中卒はめずらしいので、採用担当者や面接官に、
中卒ってことは、なにか理由があるのでは。。。
このような不安を与えてしまいます。
ですので、まずは採用担当者や面接官に信頼してもらえるように、
- 就職を真剣に考えていること
- 前向きにこれから進んでいきたいこと
- 諦めずに取り組むこと
などの意気込みを伝える準備だけはしておいてください。
当たり前のことかもしれませんが、「中卒は無理」という気持ちで就活をするのと、「就職チャンスはある」と考えて就活をがんばるのとでは結果は変わってきます。
マイナスはプラスに変える「高校中退や中卒」をフォローする
2つ目のコツは、高校中退や中卒をきちんとフォローできるようにしておくことです。
きっと、就活で「高校中退」「中卒の学歴」について質問されることを不安に感じている方は多いはずです。
そこでおすすめしたいのは、高校中退や中卒といったマイナスはプラスに変えてしまうということなんです。
具体的には、以下のような流れで回答を準備します。
- マイナスは素直に認める
- 反省点や学んだことを話す
- 今後の展望を伝える
例えば、
という質問をされたとしたら、
- 高校中退の理由を簡潔に伝える
- 高校中退の反省点や学んだことを話す
- 就職したらどんな活躍がしたいかを伝える
このように、理由だけではなく反省点や就職後の意気込みまで伝えます。
そうすれば、どんなマイナスの質問もプラスに変えて回答を終えることができますよね。
基本的に採用担当者や面接官は、高校中退や中卒について質問することで、
- 信頼できる人材か
- 過去から学べる人材か
- 将来性はあるか
などを見極めようとしています。
ですので、
- マイナスは素直に認める
- 反省点や学んだことを話す
- 今後の展望を伝える
このような流れで回答をして、1で「信頼」、2で「学習能力」、3で「将来性」をアピールしてみてください。
「高校中退・中卒でも就職しやすい仕事」に目を向ける
3つ目のコツは、未経験でも就職しやすい仕事に目を向けてみることです。
仕事選びに関しては、「やりたい仕事」「目指したい業界」が決まっている方もいれば、「どんな仕事をしたらいいのかわからない」という方もいるはずです。

やりたい仕事や業界があるなら挑戦すべきですが、ぼくの就活経験から言えば、自分の希望ばかり押し通すのはおすすめできません。
また、どんな仕事をしたら良いかわからないからと言って、適当に仕事を選ぶのもNGです。
なぜなら、高校中退や中卒から就職する場合、
- 希望ばかり優先すると内定が遠くなる
- 適当に選ぶとブラックや自分に合わない会社に入社してしまう
このようなリスクがあるからです。
ですので、
- 未経験でも就職しやすい仕事に目を向ける
- そのなかでチャレンジできそうな仕事を選ぶ
この流れで就活を進めてみてください。
就活は、「企業側のニーズ(採用条件や企業の求める人材像)」を考えて動かないと、なかなか内定に結びつきません。
つまり、いくら「やりたい仕事・目指す業界」があっても、自分が今置かれている状況をよく考えて、自分に適した求人にアプローチしていくことが就職成功の近道です。
就職すれば、正社員として経験を積んで希望の仕事や業界へとキャリアチェンジ・キャリアアップするチャンスが生まれるので、まずは「未経験者が就職しやすい仕事」を軸に就活を考えてみると良いですね。
業界を絞って就活すれば高校中退や中卒でもチャンスが広がる
では、具体的にどんな仕事が「未経験でも就職しやすい」のでしょうか。
ここで参考になるのは、「業界別の人手不足の状況」を調べた以下のデータです。
【業界別集計】
- 介護・看護 72.2%
- 運輸業 60.9%
- 建設業 60.7%
- その他サービス 58.1%
- 情報通信・情報サービス業 56.7%
以下省略
引用データ:日本商工会議所より
先ほどもお話ししましたが、人手不足は就職チャンスが増えます。
つまり、人手が足りない業界は、高校中退や中卒でも就職がしやすいと言えるわけです。
- 介護業界
- 運輸業界
- IT業界
- 建設業界
- 製造業
- サービス業
このあたりは、人手不足の企業が多く、未経験者でも挑戦しやすい仕事です。
なかでもおすすめできるのは、IT業界や製造業ですね。
その理由は、他に上げた業界に比べると、
- 賃金が高い求人が多い(IT・製造)
- スキルアップがしやすい(IT業界)
- 将来性がある(IT業界)
- 残業代がきちんと支払われやすい(製造業)
- 寮完備、手当など福利厚生が期待できる(製造業)
このような傾向が強いからです。
以下は、業界別の離職率TOP5のデータですが、
- 宿泊・飲食サービス 52.3%
- 教育・学習支援 48.6%
- 生活関連・娯楽 48.5%
- 小売業 39.4%
- 医療・福祉 38.8%
引用データ:「新規学卒者の離職状況」厚生労働省より一部抜粋
見てわかる通り、飲食やサービス、介護等は、離職率が高い業界の上位にランクインしています。
たとえ就職がしやすかったとしても、離職率が高い業界はおすすめできません。。。
もちろん、これは一般的な傾向ですし、「IT業界が良くて飲食やサービス業がダメ」というわけではありません。
「高校中退・中卒だからなんでもいい」はNG!きちんと情報収集できる環境を整える
最後のポイントは、今のうちにきちんと情報収集できる環境を整えることです。

実は正社員になりたい高校中退者や中卒者は、ブラック企業にとっては格好の標的です。
いくら正社員になれたとしても、過酷な労働環境だったり、すぐ辞めたくなるような職場だったら意味がないですよね。
短期離職をしてしまったら、また一からやり直しです。
またそれ以前に、就活は簡単とは言えませんし、たったひとりで書類審査や面接を乗り切るのは思っている以上に大変だったりします。
- 「そもそも就活のやり方がわからない」
- 「なにから手をつけていいか悩む」
こんな方も多いのではないでしょうか。
そこでぜひやっておいてほしいのが、就活を挫折しない環境を整えておくことなんです。
ぼくの経験から言って、ひとりで就活をがんばる必要はありません。
今は就活サービスが充実しているので、まず最初に
- 求人情報サイト
- ハローワーク
- 就職エージェント
これらに登録して就活を手助けしてもらえる環境に身をおくことから始めてください。
そのほうが、圧倒的に就活が楽になります。
とくに就職エージェント系のサービスは、キャリアアドバイザーという担当者に直接サポートしてもらえるので、高校中退や中卒で就職するならマストです。
- 就活のやりかたやマナーを教えてもらえる
- 自分に合う求人や業界を紹介してもらえる
- 書類や面接のコツをおしえてもらえる
など、すべて無料でサービスが受けられます。

ぼくはエージェント系のサービスをメインに使うようになって、
- 書類落ちがグッと減った
- 面接に自信をもてるようになった
- 内定までモチベーションを保てた
このようなメリットがありました。「最初から使っていればよかった」と思います。
もちろん、就職エージェントは「就職したい人」に協力的なサービスなので、やる気がない方にはおすすめできません。
ですが、「本当に正社員になりたい」と考えているなら、大きな力になることは間違いありません。
「未経験者専門のエージェント」を選ぶことが大切
ただし、エージェント選びにもコツがあります。
有名なエージェント系サービスは、
- リクルートエージェント
- DODA
- マイナビエージェント
などですが、こうした総合型転職エージェントは、正社員経験がある転職者を対象にしているケースが多いので、あまりおすすめはできません。

未経験者の就職を専門的にサポートしてくれるエージェントを選んだほうが、自分に合う求人を紹介してもらえる可能性が上がります。
とくにおすすめしたいのは、「ジェイック(JAIC)」というサービスです。

ジェイックは未経験者やフリーター、既卒者などに特化した就職サービスで、こんな特徴があります。
- 初めてでも相談しやすい
- 離職率の低い企業を紹介してもらえる
- 無料の就職講座を実施している
ブラック企業対策に強くバックアップもしっかりしているので、未経験でも良い企業に就職しやすいサービスです。
さらに、厚生労働省委託業者が全国でたった43社しか認めていない「職業紹介優良事業者」なので安心して利用できます。
サポート対応地域は、下記のとおり。
東京 神奈川 千葉 埼玉
愛知 大阪 兵庫 広島 宮城
(※対応地域は変わる可能性あり)
会員登録は簡単な入力をすれば1分程度で終わります。

まずは登録をサクッと済ませて、1歩前に進みましょう。
※ジェイックは現在、世の中の情勢からWEB面談もしています。自宅にいながら安心して相談できます。
ジェイックのサポートエリア外で就職する場合は、「第二新卒AGENTneo」というサービスに登録しておきましょう。

第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営しているフリーターや既卒者に特化した就職エージェントです。
特徴は、スタッフが全員「第二新卒経験者」ということです。
なかには淡々と機会的にサポートを進めるエージェントもありますが、第二新卒エージェントneoは「二人三脚」で就活を進めていくイメージ。
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