就職エージェントに登録すると、就活をサポートしてくれるのが、
- キャリアアドバイザー
- キャリアコンサルタント
と呼ばれる「就活のプロ」です。(この記事では、キャリアアドバイザーで統一します。)
心強い存在ですが、キャリアアドバイザーもひとりの人間です。
優秀なキャリアアドバイザーもいれば、「この人で大丈夫だろうか」というキャリアアドバイザーもいます。
ぼくも就職エージェントを活用して就職した経験がありますが、熱心なキャリアアドバイザーに担当してもらったこともあれば、全く話が噛み合わないキャリアアドバイザーにあたったこともあります。
いずれにしても、信頼できる優秀なキャリアアドバイザーにサポートしてもらわないと、就活はうまくいきません。
そこでこの記事では、
- 優秀なキャリアアドバイザーの見極め方
- キャリアアドバイザーに嫌われないための注意点
をお伝えします。
就活チャンスが広がるかどうかは、「優秀なキャリアアドバイザーを味方につけられるか」に懸かっています。
「就活の良いパートナーを探す!」
これくらいの気持ちで、就職エージェントを活用しましょう。
この記事の流れ
優秀なキャリアアドバイザーの見極め方
では、優秀なキャリアアドバイザーを見極めるポイントはどこにあるのでしょうか。
最初にお話ししたように、優秀なキャリアアドバイザーは信頼感が違います。
キャリアアドバイザーを信頼できないと、本心や不安などを伝えにくいですし就活に迷いも生じます。
信頼感がないと、就活はうまくいきません。
ですので、信頼できるかどうかが優秀なキャリアアドバイザーを見極めるポイントになってきます。
そうは言っても、
という方がほとんどだと思います。
そこでおすすめしたいのが、キャリアアドバイザーに必須の9つのスキルを兼ね備えているかをチェックする方法です。
キャリアアドバイザーに必須の9つのスキルとは
キャリアアドバイザーは就活サポートで、
- 企業と求職者それぞれの希望・要望を確認
- 書類選考・面接がスムーズに運ぶように調整
- 入社の交渉がまとまるように進める
このような仕事をしています。
つまり、こうした仕事をスムーズにこなすスキルをもっていることが、優秀なキャリアアドバイザーの条件と言えます。
キャリアアドバイザーの仕事に関するスキルを9つに細分化すると、次のようになります。
- コミュニケーション力
- 交渉力
- 調整力
- 質問力
- 傾聴力
- 想像力
- 観察力
- 洞察力
- プロデュース力
これらに注目すれば、優秀なキャリアアドバイザーかを見極めることができます。
ただ、9つのスキルをチェックするのは大変ですので、最低限以下の4つのポイントを頭に入れておくことをおすすめします。
- 話をちゃんと聞いてくれるか?話していて良い印象を持てるか?
- スピーディーな対応をしてくれるか?計画性があるか?
- 応募企業の情報をたくさん持っているか?
- 希望する業界が今後どうなっていきそうかを把握しているか?
話をちゃんと聞いてくれるか?話していて良い印象を持てるか?
会話をして良い印象を持てないと、就活を一緒に進めたいとは思えませんよね。
- 「こちらの話をしっかりと聞いているか」
- 「適切な質問を投げかけてくれるか」
をチェックしてみてください。
スピーディーな対応をしてくれるか?計画性があるか?
連絡後に素早い返信があるかも重要なポイントです。
なぜなら、就職活動はタイミングが命だからです。
「ほんの1日連絡が取れなかったせいで応募が締め切られてしまった」ということもあるので、スピーディーなやりとりをしてくれるキャリアアドバイザーが理想です。
応募企業の情報をたくさん持っているか?
就職エージェントを活用する大きなメリットは、応募企業の深い情報をキャリアアドバイザーから得られることです。
- 求人票にはない情報をもっているか
- 応募企業と強いつながりをもっているか
などは積極的にチェックしましょう。
希望する業界が今後どうなっていきそうかを把握しているか?
自分が希望する業界や仕事についての知識を、どの程度把握しているのかも大切なポイントです。
キャリアアドバイザーとしてのアドバイスが信頼できるかどうかのモノサシになるからです。
キャリアアドバイザーに嫌われないための注意点
では次に、キャリアアドバイザーに嫌われないための注意点をお話しします。
いくらキャリアアドバイザーが優秀でも、
- 「この人はサポートしにくい」
- 「求人紹介するのが不安」
- 「就活する気があるか怪しい」
こんなふうに思われてしまったら、就活はやはりうまくいきません。
先にお話ししたように、キャリアアドバイザーも「人間」です。
やる気があったりサポートしやすい求職者を応援したくなります。
どんな求職者がキャリアアドバイザーに嫌われてしまうのかをチェックしておきましょう。
目的が曖昧でなんとなく就職活動をしている人

- 親に急かされるから
- なんとなく就活しておかないとやばいから
- 就活する理由はとくにない
このように、なんとなく就活をしていると、キャリアアドバイザーもサポートがしにくくなります。
なぜならキャリアアドバイザーは、求職者の話を聞いて、
- 「どんな仕事が合っているか?」
- 「何が得意か・活かせそうなスキルは?」
- 「どんな求人案件が合致するか?」
などを見極めようとします。
そのため、「なんとなく就活をしています…」という姿勢だと、キャリアアドバイザーは「どうサポートしていいかわからない」と首をかしげてしまいます。
きっと、やりたい仕事やスキルや経験を明確にするのは難しいと思いますが、積極的にサポートを受けようとする姿勢だけは忘れないようにしてください。
「決められない」優柔不断で時間がかかる人

就活を成功させるポイントのひとつは、「スピーディーに動くこと」です。
実は、就職を目指すフリーターや既卒にとって、「素早い行動」は武器になります。
企業が中途採用をする理由は、「必要な人材をすぐに迎え入れたいから」なので、「すぐに働ける」というのは非常に大切な要素です。
つまり、キャリアアドバイザーとやり取りをするときは、スピーディーな対応をしたほうが好印象です。
求人紹介を受けたのに
- 返事をしない
- 何日も放置しておく
- 悩んで決められない
などはNG。「この人はあまりやる気がないのかな」と思われてしまいます。
あれもこれも外せない、夢だった企業じゃないとダメ…自分の立場を把握できていない人

キャリアアドバイザーは、やる気や意欲がある人材を歓迎します。
でも、
- 「給与額は◯◯以上、残業無し、休日も取れて、仕事内容はこれ限定で!」
- 「◯◯社にどうしても入社したいので、紹介してください!」
このように、望みが高すぎたり完璧を求めると、キャリアアドバイザーには「自分の立場を把握できていない人」という印象をもたれます。
もちろん、どうしても外せない条件や希望、自分の軸を明らかにすることは必要ですが、自分の立場や能力を把握することも大切です。
最初からすべての希望を叶えられなくても、就職後にキャリアアップしたり、自分が進みたい道へと転職もできますよ。
キャリアアドバイザーが合わない時の対処法と予防策
こんなときはどうしたらいいのでしょうか?
まずは、使っている就職エージェントの問い合わせ窓口などに連絡をして、担当者の変更をお願いしてみることをおすすめします。
大抵の場合、理由を話せば別の担当者に変更してもらうことが可能です。
もうひとつおすすめしたいのは、「就職エージェントは1社だけでなく3社程度同時に登録しておく」ということです。
1社だけでは、担当になったキャリアアドバイザーが、「自分に合っているのか」「言っていることは正しいか」などの判断がしにくいです。
複数のキャリアアドバイザーにサポートしてもらうことで、
- 他社のサービスと比較してどうか?
- 他社の意見と比べてどうか?
- 他社の求人の条件はどうか?
など、比較がしやすくなります。
ただし、あまりに登録数が多いと、就職エージェントに振り回されてしまうので、最初は多くても3社程度を目安にすることをおすすめします。
そして、フリーターや既卒者を専門にしている就職エージェントに登録しておくことがポイントです。
エージェント系のサービスで有名なのは、DODAやリクルートエージェント、マイナビエージェントなどですが、フリーターや既卒者に特化していないと、なかなかサポートしてもらえいないこともあるので注意が必要です。
詳しくは、フリーターや既卒がDODAを使うのはどうなの?迷ったときの対処法。という記事で解説しているので併せて読んでみてください。

優秀なキャリアアドバイザーを味方につけよう
いかがでしたか?
「優秀なキャリアアドバイザーの見極め方」「キャリアアドバイザーに嫌われないためのポイント」をお伝えしました。
良いキャリアアドバイザーが味方につけば、就活は何倍も楽になり就職チャンスもグンと上がります。
参考にしていただけると嬉しいです。
もしも、
「まだ就職エージェントに登録していない」
「フリーターや既卒者専用の就職エージェントに登録したい」
という方は、「必見!既卒・フリーターのエージェント選びのコツとおすすめ厳選2社」という記事を参考にしてみてください。


フリーターや既卒、ニートからの就職を成功させるには、未経験者の就職に特化したサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎の求人にたくさん出会える
- フリーターや既卒、ニートからの就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談できる
こんなメリットがあるので、就職支援サービスを使わないのは損です。
未経験からの就職に強いサービスを3社厳選したので、チェックしてみてください。