今さら正社員になれる?
正社員就職できる?
こんなふうに悩んでいませんか?
33歳でフリーターをしていると、「正社員はもう無理かも」と不安になりますよね。
実はぼくもフリーターから就職した経験があるので、悩む気持ちはよくわかります。
しかし、33歳のフリーターでも諦めずに就活をすれば、正社員になれるチャンスはまだまだ残されています。
ただし、就活のコツをしっかり押さえて正社員を目指すことが大切なんです。
そこで今回は、ぼくの就活経験と人事目線をもとに、33歳のフリーターから就職するコツをまとめてみました。
- 前向きに素早く就活を進める
- フリーターの就職が難しい理由を知っておく
- ひとりで悩まない
- 派遣から正社員を目指す
- 就職支援サービスを活用する
この記事の流れ
33歳のフリーターからでも正社員は目指せる【前向きな気持ちで臨む】
まず1つ目のコツは、前向きな気持ちで就活に取り掛かることです。

ネットで30代の就職について調べると、
「26歳を過ぎて未経験は正社員就職できない」
「30代でフリーターはずっとアルバイトのまま」
「就職先はブラックしかない」
このように「30代で就職=無理ゲー」のような情報が飛び交っていますよね。
たしかに、30代を超えると正社員就職のハードルが上がるのは事実ですが、就職チャンスがゼロになるというわけではありません。
その証拠に、30代フリーターの就職率を調べたデータを見ると、男性は約26%、女性は約8%が正社員になっていることがわかっています。
30〜34歳正社員移行率
- 男性 26.3%
- 女性 8.4%
平成24年度調査
引用元:就業構造基本調査より
決して高い数字ではありませんが、30代になってから正社員就職している人も世の中にはいます。
近年は「人手不足」の業界が増えていることもあって、未経験者が就職しやすい環境になっています。
とくに人手不足を抱えている業界や中小企業であれば、職歴のないフリーターやニートでも、十分に正社員を目指せます。

つまり、諦めずに就活をすれば、正社員になるチャンスはまだまだ残っている、というわけです。
ネガティブな気持ちで就活をすると、悪い流れを引き寄せたり、面接官や採用担当者にも伝わってしまいます。良いことはひとつもありません。
なので、「33歳は就職できない」「もう正社員を目指すのは遅い」と後ろ向きにならずに
- 「これから巻き返せばいい」
- 「まだまだ就職チャンスはある」
- 「これまでのバイト経験を活かしてやる」
まずは、このように「前向きな気持ち」で就活に臨みましょう。
素早く就活を進めることも大切
33歳で就職を目指す場合は、素早く就活を進めることも大切です。

なぜなら、年を重ねるごとに、
- 書類で落とされるケースが多くなる
- 若いライバルが増える
- ブランク(フリーター歴)が増えていく
このようなマイナスがあるからです。
30代を超えると、そもそも応募できる求人が減っていきます。

30歳を境に応募できる求人はガクンと落ち込み、35歳でさらに少なくなると言われています。
また、年齢が高くなるにつれて、若いライバル(同じく就活をする人)が増えますし、フリーター歴も長くなるので、どんどん不利な状態になってしまいます。
なので、これ以上就職チャンスを減らさないように、「今」就活をスタートさせることをおすすめします。
【33歳フリーターの就職が難しい理由】を把握して就活に挑む
次のコツは、「なぜ30代のフリーターは就職が難しいか」その理由を知った上で就活に臨む、ということです。

どうして30代になると就職が難しくなるかというと、それはズバリ「企業のニーズ」と「30代フリーターのアピールポイント」に溝が生まれるからです。
基本的に33歳のフリーターは、「未経験OK」「フリーター歓迎」といった「未経験職」に応募することになりますよね。
でも、未経験者を採用する企業側としては、
- ポテンシャル(将来性)がある
- バイタリティがある
- 人柄がいい・素直
このように、フレッシュな人材(若手)を求める傾向にあります。
つまり、33歳のフリーターは企業のニーズに合致しないケースが多いので、就職が難しくなってしまうのです。
なので、就活ではこうした「企業のニーズ」と「33歳フリーター」の溝を踏まえた上で、企業側を納得させるようなアピールを準備しておく必要があります。
例えば、
「アルバイトは正社員並に働いていた」などバイタリティをアピール
将来性を感じてもらうように「今後のビジョン」をアピール
「バイト先ではこのように良い人間関係を築いていた」など人柄をアピール
このように、企業側のニーズに沿うようなアピールを用意しましょう。
また、30代を過ぎた人材に対して一般的な企業は、
- 「部下を統率する力」
- 「自らが先頭に立って周りを引っ張る力」
など「マネジメント力」を期待するようになります。
なので、アルバイト時に後輩を指導した経験や自分が中心に行った業務などをアピールするのも有効と言えます。
33歳のフリーターから就職するなら【ひとりで悩まないことが大切】
3つ目のコツは、一人で悩まないようにするということです。

ぼくの就活経験から言って、フリーターから就職するのは、決して簡単ではありません。
そもそも何から手を付けていいか分からなかったり、自分に向いている仕事を選べない、就活マナーも不安がある、など悩みも尽きません。。。
とくに33歳だと、年齢で書類落ちが多くなったり、希望に沿う仕事がなかなか見つからなかったりするはずです。
そんなとき、ひとりで悩みを抱えてしまうと就活を挫折する可能性がグンと高くなってしまいます。

せっかく就職しようとがんばったのに挫折してしまったら、自信がなくなりますよね。
これ以上フリーター歴が長くなると、正社員になれるチャンスもどんどん少なくなってしまいます。
なので、33歳のフリーターから就職するなら、一人で悩みを抱えないように工夫しておくことが大切です。
おすすめしたいのは、次の2つの方法です。
- 紹介予定派遣を利用して正社員を目指す
- 就職支援サービスを活用して就職を目指す
紹介予定派遣を利用して33歳のフリーターから正社員就職を目指す
まずは、「紹介予定派遣」という形態を利用して正社員になる道筋を探る方法です。

【紹介予定派遣】
「派遣」の一種で、「企業と本人が合意した場合に、「契約社員・正社員」に切り替えが可能な形態の働き方」を指します。
紹介予定派遣は、最初は「派遣」という雇用形態ですが、後に正社員になれる可能性がある働き方です。
どうして紹介予定派遣がおすすめかというと、
- 派遣の担当者と相談しながら職場を選べる
- 30代であっても比較的入社の難易度が低い
- 福利厚生がアルバイトよりも充実している
このようなメリットがあるからです。
さらに正社員への道も期待できるので、33歳のフリーターが就職を目指す場合は有効な方法と言えるわけです。
ただし、100%正社員就職できるとは限らないので、派遣先の条件を見極めたり、担当者 にきちんと話を聞く必要はあります。
ですが、派遣でまずは就業経験を積みつつ、正社員になれる可能性があるのはかなり魅力ではないでしょうか。
「今すぐに正社員になりたい」という場合はこの方法は使えませんが、
「33歳という年齢がネックで就活に踏み出せない」
「就活はしているけど全然うまくいかない」
このような場合は、紹介予定派遣を視野に入れてみてください。
紹介予定派遣の派遣会社を選ぶ時に必ず注意したいこと
ひとつだけ気をつけてほしいのが、派遣会社の選び方です。
正社員を目指す目的があるなら、
- 紹介予定派遣の案件を多数抱えている
- 知名度が高い
- 派遣未経験でもしっかりサポートしてくれる
このような派遣会社を選んでください。
派遣会社によっては、紹介予定派遣の案件自体が少なかったり、紹介予定のノウハウが少ない会社もあるので、ある程度知名度が高く、信頼できる派遣会社が安心です。
例えば、マイナビが運営している「マイナビスタッフ」は、
- 紹介予定派遣の案件数が多い
- 未経験からのサポートもしっかり
- 様々な業界・職種に対応している
このように安心して利用できる派遣会社です。

サポート体制が充実しているので、不安が多いフリーターからの入社でも1から優しく対応してくれます。
派遣登録や顔合わせも難しくないので、まずは気軽に話を聞いてみてください。
33歳フリーターが就職するためのテクニックまとめ
もうひとつおすすめしたいのは、就職支援サービスを活用してフリーターからの就職を目指す方法です。

就職支援サービスというのは、
- ハローワーク
- 就職エージェント
などですね。
キャリアアドバイザーやコンサルタントに就職サポートしてもらえるサービスです。
もしかすると、「就活はひとりでがんばるもの」と思っている人もいるかもしれませんが、先にお話したようにフリーターの就活は簡単ではありません。挫折が1番の大敵です。
なので、ハローワークや就職エージェントといった就職サポートを活用して、一人で悩まない工夫をすることが大切です。
ハローワークというと、「暗い」「あまり雰囲気がよくない」「厳しそう」というイメージがあるかもしれませんが、最近は、
- サポステ
- わかものハローワーク
など、若者(45歳未満)を対象にしたサービスも充実しているので、積極的に利用してみてください。
また、東京で就職する場合は「就活エクスプレス」という就職エージェントがおすすめです。

もしかすると知らない人が多いかもしれませんが、就活エクスプレスは、東京都とパソナが手を組んで運営するサービス。
30歳から44歳までの正社員を目指す人(フリーターなど)を対象としています。
派遣事業などで有名なパソナが運営しているだけあって、求人の質やサポート内容はバッチリですし、東京都のサービスなので安心して活用できます。
定期的に開催している説明会に参加してもいいですし、個別で相談することも可能です。まずは気軽に登録してみてくださいね。
頼れるサービスはどんどん頼って33歳の就活を成功させよう
いかがでしたか?
繰り返しになりますが、33歳のフリーターからでも正社員の道はきちんと残されています。
もちろん、就活は簡単とは言えませんが、
- 紹介予定派遣を利用する
- 就職支援サービスを活用する
などして具体的に動き出せば、正社員就職は可能です。

フリーターや既卒、ニートからの就職を成功させるには、未経験者の就職に特化したサービスを選ぶことが大切です。
- 未経験歓迎の求人にたくさん出会える
- フリーターや既卒、ニートからの就職ノウハウを教えてもらえる
- 不安や悩みを相談できる
こんなメリットがあるので、就職支援サービスを使わないのは損です。
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